Yuiの婚活サイトお試し体験記Part 3



スピード婚も夢じゃない!?





私は現在、絶賛婚活中。
見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業。

2△歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。
婚活は、まさしくサバイバルなのです……。



結婚相談所は短期間で多くの人と出会える。
スピード婚も夢じゃない!?
ある日、突然、婚活サイトを始めた友人女性。
結婚相談所とかに入会すれば必ず結婚できるってわけではないと伝えていたはずのだが、聞いていなかったようで、「結婚相談所に入会すればいい人をあてがってくれるはず!」と期待満々で入会をした。

彼女が入会した日本最大級の結婚相談所の相手探しの方法は、多くのマッチングアプリとほぼ同じ。
ネット上にいる約6万5000人(単純計算すると、男性は3万人強)の会員のなかから、写真と基本情報と自己PRをもとに、会いたい人へ「お見合い」の依頼をポチッとする。

違うのは、男性のほとんどがスーツで(おそらく、シミのカバーやヘアセットもされている)プロカメラマンによってハウススタジオで撮影されている「お見合い写真」であることと、各々の担当仲人による“推し”コメントが添えられていること。

そして、なにより違うのは、マッチングしたら、即お見合い成立となり、お互いの仲人同士でお見合いの日時調整がされ、日時と待ち合わせ場所が伝えられること。待合場所での「はじめまして」のあいさつが、まさに初コンタクトとなる。
マッチングアプリだったら、会うまでに最低でも数回はやりとりをするし、やりとり云々で会うかどうかを吟味する場合もあるが、その過程がない。とにかく、マッチングしたら確実に会えるのだ。

婚活サイトでありがちな、何か月もメッセージのやりとりをして盛り上がったのに会ってみたら微妙だった……なんてことがない。

この日本で、1日何組の男女が、お見合いをしているのか!?
お見合いは、ホテルのラウンジや静かで落ち着いた喫茶店などでおこなわれる。
以前取材した仲人さんたちから、土日祝日のホテルのラウンジは、お見合いの人たちであふれていると聞いてはいたが、友人いわく、実際にそのとおり。
仲人さんや入会契約内容によっては最初だけ仲人さんが同席する場合もあるそうだが、基本的には当事者2人だけで待ち合わせて会って、1時間ほど話す。ドタキャンすると高額な罰金が科せられるので、マッチングした人とは確実に会うことが可能。

例の友人の場合、入会して2週間ほどでお見合いが続々とまとまりはじめた。
ある土曜、人生初のお見合いのために都内の某有名老舗ホテルのラウンジに向かうと、約束の11時の5分前には、店の前にスーツを着た“お見合いの待ち合わせ”と思しき男性たちが20人以上いたという。それを遠巻きに見ている女性も同じ数ほど。

ちなみにこのご時世、マスクをしているから顔の半分が隠れていて、キメキメのお見合い写真だけを頼りに、初対面の相手を確実に見つけられるとは限らない。
「〇〇さんですか?」「違います」というやりとりがいたるところでおこなわれ、出会えた人から順にラウンジの中に吸い込まれていく。

ラウンジの中に入れば、ソーシャルディスタンスで席と席はだいぶ離れていて話は聞こえないまでも、隣のテーブルもさらに隣のテーブルも……
見渡す限りがお見合い(と見受けられる)男女。
ちなみに待ち合わせがスムーズにできないと、あっという間にラウンジの席は埋まってしまい、ほかの店に行かねばいけなくなる場合も……。
初回のお見合いからそんなことになってしまっては、会って早々、ダメ男の烙印が押されて「お断り」が確定してしまう。
都内の人気エリアのホテルはそうなりがちなので、男性は早めにラウンジに入って席をとってから、入口で待ち合わせをしているので、路頭に迷うことはあまり起きないようだが……。

友人の場合、お見合い初日にして、いきなりMAXの4人と朝から夜までぎっちりスケジュールが埋まっていたそうだ。
場所は相手の男性が決めるから、それぞれが指定するホテルに移動しなければならない。
ちょっと話が盛り上がったり、待ち合わせに戸惑ったりして1人に1時間以上費やすと、移動はギリギリ……
まるで仕事のアポイントが詰まっている多忙な営業マンのようなチキチキ状態に(笑)。

初日終了後の彼女は、まるで、過去に一世を風靡した軍隊エクササイズ「ビリーズ ブートキャンプ」後のように、ヘトヘト状態だったのは言うまでもない。

帰ってきた彼女に「ヴィクトリー!」と称賛の声をかけ、様子を聞こうとしたのだが、翌日の日曜も4人のお見合いが待っているというので、事情聴取は見送った。


2日で8人!マッチングアプリを始めて3か月くらいのころ、休日1日3人、平日は毎日1人ずつ会っていたことがある私でも、2日で8人と話すなんて、想像を絶する……。

読者モデルの取材だって1日5人もすれば、かなりヘトヘトだもの!

スピーディーに進められる「お見合い」なら、3か月で婚約も夢じゃない!?
40代前半に結婚相談所に1回は入会したものの、忙しさにかまけて活動をせぬまま退会したことのある私。
それ以来、マッチングアプリで積極的に婚活をしてきたのだが、なかなか結果を出せていない。

そんな私を見て、例の友人は「のんびりしている暇はないの!3か月以内に婚約まで持っていくつもり!」と言い放ち、大枚をはたいて結婚相談所に入会した。

婚活サイト入会から2週間後のある土日、1日4人(2日で8人)とのお見合いをした例の友人。
その翌週も土日の2日で8人とお見合いが決まっていた。その翌週の4連休も「この4連休は勝負ですよ!会えるだけ会っちゃいましょう」とお尻を叩かれたそうだが、さすがに最初の2日間でヘトヘトになりすぎていたので、2日間だけにしてもらったそうだ 。
そのかわり、平日夜にズームお見合いを2回入れられたとか。

私が以前取材した仲人さんも言っていた。「カレンダーどおりお休みの方にとって、土日祝日はお見合いデー。
1日に最大4人と会えますよ!」。午前中に1人目と1時間話し、1時間空けて昼過ぎに2人目と1時間話す。
3人目はティータイム、4人目はディナー前の時間。
通常は夜にお見合いをすることはないが、相手が土日祝日に仕事の場合は、夜にもう1人とアポイントを入れるなんてこともあるそう。
「いまはズームお見合いという手もありますから、実際に会うのは4人でも、帰宅後にもう1人とズームお見合いをするという手もありますよ‼」と、ある仲人さん。

なんていうハードスケジュール!!ビリー隊長並みのスパルタ婚活エクササイズだ。

それにしても、1日で1人4回戦のお見合いをやっているとして、都内だけで、どんだけのお見合いがおこなわれているのか!?婚活市場はそこまで戦々恐々たるものだったとは‼

婚活サイトや結婚相談所を使わず、マッチングアプリでちまちまメッセージのやりとりをして、不毛なデートを繰り返している私は、もはや、ちんたら遊んでいるのと同じなのではなかろうか!?





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